以前受けた「1on1」についてのセミナーで、とても興味深いワードが出てきた。
「幼児性」というものだ。精神年齢が低いということらしい。
要は、社会性が低いということだそうだ。大きなオタマジャクシ…懐かしの響き。前社長の岡田がそう表現していたことを思い出した。
そもそも「1on1」とは、部下のやる気を引き出して目標達成を支援することを目的としているが、この幼児性を多分に持ち合わせた従業員、ひいてはそもそもやる気がない子には1on1を実施する「意味は無い」と講師は語気を強めに言う。従業員や部下と面談するにも、相手(従業員)の幼児性の度合いを見抜かねば、大切な時間を使って行われる面談のタイミングで、適切な指導、適切なアドバイスができないというものだ。
この幼児性というもの、誰しもが持っているらしい。
私も、持っている。
身に覚えがあるのは、「〇〇(誰々)のせいで」「〇〇(誰々)もやってるから」という他責・転嫁の思考、「これくらい大丈夫」「明日(後で)やろう」という逃避の思考。成人していても、会社で役職がついていても、幼児性があり、社会性の低さを持ち合わせているということだ。
何かと人の性にしていると問題は解決しないものだが、昨今の社会では間違った多様性を会社に持ち込むこともあるようだ。間違った多様性とは「私はこう思ってるから会社が私に合わせてくれるべき」というやつだ。
会社はあなただけのために存在するのではない。民主主義ではない。慈善事業ではない。ただ儲かるためだけにやっているわけでもない。変わりゆく時代の波に対応しながら、従業員やその家族、そしてすべてのステークホルダーのために事業を営んでいる。
それぞれの会社のルールがあり、それを守れない・守りたくない者は自分に合う会社に移る方が幸せだ。
お互いに。
一つの会社に生涯勤務するという形が疑問視され始めた今、それでも勤めたい会社にするのが経営者の務めであり、良い会社に皆で変えていこうという意識を持つ、社員全員の務めでもある。
現実を見ると様々な課題や困難はあれど、共に良い会社のあるべき姿を模索し、共に変わり共に創り上げていく。そんな会社最高じゃないか!?
…と思うのは私だけだろうか…?