ブラザー印刷は、毎月1日に全社員参加の朝礼を行っている。
最近の朝礼の内容としては、
社長の言葉、今月の言葉(毎月、係長以上の役職者に話をしてもらう)、一本の鉄筆朗読(専務)、未来に資するブラザー印刷の逸話(会長)、今月のお誕生日(図書カードをプレゼント)。なぜこの形になったかということは、また改めて。
今月は、前日が衆議院の選挙があったため、投票率や投票の意義について、租税教室での児童の反応などを織り交ぜて話しをした。戦後3番目に低い投票率…若年層の傾向、今回の選挙では、民意が明らかになったな、と個人的には感じた。
私は岡崎法人会の青年部に所属している。法人会青年部では、岡崎市圏内の小学校へ出向き、「租税教育」を行っている。租税教育では、税の大切さや役割・仕組みを教える。大人になって忘れてしまう人は多いかもしれないが、児童たちに税の大切な仕組みを、DVDなど用いてわかりやすく語り、理解してもらう。
そこで、意義や仕組みを一通り教えた後、岡崎市の議員になったつもりで10億円という額の税の使い道を考えてもらうアクティブラーニングを行う。児童たちは弱い立場の人を守る仕組みや、あったら皆たのしく過ごせるような施設、公共の場所の老朽化の対策、コロナ対策など、大人顔負けの意見を出してくれる。
それらの意見は、けして利己的でなく、いろんな立場における「みんな」のことを想いながら出されたもので、毎回意見を聞いている私の心が温まる。純粋で、温かい。
そんな気持ちが大切なのだと、欲張りな大人の私は選挙(参政権)についての導入まで行う。皆が授業で税金の使い道を考えているときの気持ちと、同じような優しい気持ちで、私たちの大切な税を本当に必要な人や事に使ってくれる人に、議員さんになってほしいね。と。私の授業を受けた児童たちが、正しい知識を身につけ、その知識によって自分や大切な人達を守れるのだと気づいてくれると、より嬉しく思う。
基本的に私は、政治と宗教についてはフラットで居るつもりだし、価値観を押し付ける気もないが、これからの時代は、正しい情報と知識を皆が手に入れて、自分で判断し、意見を言う時代が来ているな。と感じる。
次の価値は「正しい情報」なのだ。と、思う。